"駄句 春"の記事一覧

はるのらい(春の雷)

採血のテープ両手に春の雷       Labyrinth(さいけつのてーぷもろてにはるのらい)副季語に  春雷雷は夏多いので、単に雷といえば夏の季題になる。春の雷は立春後に起こる雷。夏のそれと違って激しくはなく、一つ二つで鳴りやむことが多い。                   (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

続きを読むread more

つばき(椿)

藪つばき紅の咲き初む円らかに       Labyrinth(やぶつばきべにのさきそむつぶらかに)副季語に  玉椿 山椿 藪椿 白椿 紅椿 乙女椿 八重椿 つらつら椿 散椿 落椿椿は山茶(つばき)と書くのが本当で、北海道を除き全国いたるところに、野生または栽植されている常緑木である。鮮紅・淡江・白色等色はさまざまだが、八重よりは一重の方…

続きを読むread more

しゆんじん・しゆんぢん(春塵)

春の塵龍子遺愛のトランクに       Labyrinth(はるのちりりゅうしいあいのとらんくに)副季語に  春の塵  春埃  霾る(つちふる)  霾風(ばいふう)  霾天(ばいてん)春になると風の立つことが多くなる。陸の暖かさが増し、海上の空気が陸へ吹き込むからで、東北風が春の季節風である。雪も溶け、霜もなくなるので、とかく埃(ほこり…

続きを読むread more