ザ・ウォッチャーズ( THE WATCHERS) 2024

ザ・ウォッチャーズ.jpg イシャナ・ナイト・シャマラン監督作品 ( ´艸`)

私達からは見えない
奴らはずっと見ている

ジャンル ホラー/ファンタジー/サスペンス
製作国 アメリカ
時間  102分

----------------------------------------------------------------------------------------------
M・ナイト・シャマランが製作を務め、娘のイシャナ・ナイト・シャマランが
記念すべき長編監督デビューを飾ったサスペンス・スリラー。
道に迷い、見知らぬ森で他の3人の男女とともにガラス張りの部屋に閉じ込められ、
謎の存在に毎晩監視されるヒロインを待ち受ける予測不能の展開をミステリアスに描き出す。
主演は「ブリムストーン」「500ページの夢の束」のダコタ・ファニング。
共演にオルウェン・フエレ、ジョージナ・キャンベル、オリヴァー・フィネガン。
                                 (allcinema より)
----------------------------------------------------------------------------------------------
劇場鑑賞叶わず… orz 遅まきながらDVDで。
“シャマラン” ファンなら、娘さんも!? と言うところで… 楽しみにしていました。
まぁ 当たり外れ を言われてしまう “父シャマラン“ ですが… 嫌いじゃないので… と言い訳… w 

“父” の影響が強いのかな と思いきや… 似て非なる?と言うのか? 割と個性を感じさせる世界観…!?
・・・のように思いましたが、私的には好ましい部類の “ホラー” でした。怖さも程々…  的な?(汗)

しかしながら、原作は存じませんので、どのように独自の解釈がなされたのか? は、不明です。(爆)
(と言う事で… 真正?ホラー好きな方には不評かも…? と思いつつ。( ´艸`))

冒頭は、ダコタ・ファニングのナレーションで…!
「アイルランド西方には 地図には載っていない森があり 
 “炎と蛾” のように迷える魂を引き寄せる」
「その奥に何が有るのか 誰も知らない 迷い込んだ者は二度と戻らない」

森の中を逃げ惑う!? 男の姿・・・ (後に、一人で脱出を試みたジョンと分かる…!?)

焦る男は、時刻と明かるさを気にし出すが…!? 
その時、突然! 彼の頭上を、鳥の群れが大挙して飛び去って行く!? 
ますます追い詰められた男は、必死の形相で高い木に登り始める。 が、途中で落下!?  ( ̄ο ̄;
虫の息の?男は、やがて何者かによって地中に?引きずり込まれる!?

タイトルコール

ゴールウェイのペットショップで店番をしながら、電子タバコを楽しむミナ(ダコタ・ファニング)
点けっぱなしのテレビは “アイルランド最大級の森の伐採” に関する “環境問題” を伝えていた…。

店主に呼ばれたミナが奥に行ってみると、“ニョオウインコ” という黄色い鳥を紹介される。
「急ぎで…  ベルファスト近郊の動物園が届けてくれ と… クルマなら一日だが…」
と店主から言われたミナは快諾し、その日は鳥籠を持って帰宅する。

アパートに連れ帰った “インコ” 相手に… ミナは一人語りを…!?

「ママが死んだ… 15年前の今日よ」「夜は出掛けるね 死なないで…!」
喋らないはずのインコは、ミナの最後の言葉を復唱する…?( ´艸`)

その後、ミナは上手いこと変装し…!?  気分も新たに? 夜の酒場に溶け込んだ。
(男には “公演でやって来たバレリーナ” と大ウソをつき…  “ごっこ遊び” で身の内の “憂さ” を晴らす?)

翌朝、ミナはクルマで出発。
久々の長距離ドライブを楽しみ…  途中でガソリンスタンドに寄って給油を…。

その間… 双子の姉であるルーシーからの留守電を聞くのだが・・・
「ママの追悼式に来なかったね」
「息子たちも大きくなって良い子にしていたよ…  今度会いに来てね」
最後に「あなたが心配… もう15年よ そろそろ区切りを付けなきゃ! お願いだから電話して…」と。

少し難い表情になったミナは先を急ぐ。(この道を106キロ進めば目的地… とカーナビが…)
最寄りのボードには “missing (行方不明者)” のビラが所狭しと貼り付けられていた。

やがて、ミナのクルマは森に差し掛かり・・・  突然、計器類が狂い出す!?
そしてエンジンが停止し…  ミナは立ち往生する羽目に…!?

近くに白い看板が見えたので行ってみると… 手書きの文字で『回帰不能点12』とあった。

ボンネットを開けて見るも、クルマはオーバーヒート気味…!? 
諦めたミナは、人を頼りに…! 鳥籠を持って歩き出すのだが・・・

何度 大声で呼び掛けても反応がなく…! 
埒が明かないと悟ったミナは、戻ろうとするのだが・・・ クルマの所在は知れなかった…? ( ̄ο ̄;

パニックになったミナは闇雲に歩き回り、疲れ果てて座り込んでしまう。
そして鳥籠のインコに…「死ぬなら名前がある方が良い」と?「あんたはダーウィン」と命名する。

すると、その時…  黒い鳥の一群がミナの頭を掠めて飛び立った!? ( ̄д ̄;ギョ

ほっとする間もなく “怪現象” が起き始め…!?  慌てて駆け出したミナだったが・・・
人影らしきものが過ったのを見咎めると…!?  その後を必死の態で追い掛けた。

と!  ふいに白髪の老女が姿を現して… ミナを導くように先を行き…?
とある建物のドアを開けるとっ 「命が大切なら 走りなさい!」と叫んだ!

ミナが夢中で駆け込んだ “ソレ” は… 白髪のマデリンが言うには “鳥かご” !? (¬、¬;
“鳥かご” には、他に20代の人妻のキアラと、10代の少年ダニエルが居た。

手短に、互いの “紹介” を終えると…
「彼らは新顔に興味を持つ」とマデリンが謎の言葉を口にして… “横並び” を急かすのだった…?

4人が横一列に並ぶと、ガラス張りの壁が鏡面となり・・・

さて・・・?

・・・“ウォッチャーズ” が監視に来る!? ( ̄ο ̄;

ここでは幾つかルールが有る・・・ と、ミナを諭すように? 3人が口々に言う事には…

「鏡に背を向けないこと」
「日没後 扉を開けないこと」
「巣穴に近づかないこと」
「光の下にいること」
「ここは彼らの領域だと忘れないこと」

ルールに従うなら我々は生かしてもらえる とマデリンは言う。

翌日、ミナは “ダーウィン” を連れて… 逃れる道を探りに森を歩いてみるが・・・ ダメだった…!?

その後は、リーダー格のマデリンやキアラに付いて、森の生活に必要な知識を学んで行く事に…。
(キアラは夫の “ジョン” が、6日前にここを出て行き… ミナは夫が遣わしたのかと思った と…)

貴重な “男手” であるダニエルの仕事は “狩” !? ( ̄ο ̄;  (しかし食事の描写等は無い!(苦笑))

また、ミナは… 謎の『回帰不能点』についても理解…?
「誰がこれを…?」とミナが問うと、マデリンは「キアラやダニエルが “教授” と呼ぶ人」と。

“テレビ” で観ているDVDのケースには “RK教授 所有物” と刻印のテープが張られていた…?
(因みにDVDの中身は『愛の隠れ家 シーズン3』出会い系のバラエティー番組のようでした…)

2度目の さて・・・?

やはり “キーパーソン” はミナで… 好奇心旺盛な彼女の “行動力” で、面白さが増していくのですが…!?
どんどん “ウォッチャーズ” の正体が明かされて参りますと…? う~む (¬、¬; 可笑しさも増す…?(汗)

それでも “背景” に盛り込まれた様々な “事情” や “思い” は、あながち “ファンタジー” とも呼べず…!?
興味深い “妖精譚” として、空恐ろしい瞬間にギョッとしつつ…!? 楽しめた “ホラー作品” と思いまする。

とは言え、説得力があるかと言えば? そうでもなかったりして…?(爆)
詰めが甘いのか? ?(・_・?) ハテ?
原作はどうなっているのか気になるところではあります…。( ´艸`)

少々ネタバレ致しますと・・・
ミナには、母の死は自分のせい… という思いがあり、事故現場に一緒に居た双子の姉とも疎遠になる?
ところが、一連の騒動?を経ますと、蟠りもなくなり? 姉のルーシーに会いに行く事が出来まして…
ラストは、小さな甥たちにも会えたミナや、室内を自由に飛び回る “ダーウィン” で幕となる…?
かと思いきや
その窓を、通りから見上げる奴が…!? ( ̄ο ̄;

ところで、最後に備忘録として幾つか記しておきたいと思います。

チェンジリング」   取り替え子
「翼をもつもの」
「妖精(フェアリー)」
ハーフリング(halfling)」    混合種の子
「アインリクタン」 異形 昼間歩く者(デイウォーカー) 醜悪 不良品 と呼ばれたとマデリン談…!
「RK教授」 ローリー・キルマーティン『混合種(ハーフリング)のジレンマ』というリポートを残す 

作品を通して流れる “主張し過ぎない” テーマ曲は、落ち着いた雰囲気を盛り上げる感じで好きでした。

ダコタ・ファニング(ミナ/ルーシー) 28歳女性 流れ者のような感性を持つアーティスト?
ジョージナ・キャンベル(キアラ) 20代の若妻 夫はジョン
オルウェン・フエレ(マデリン) 60代女性  グループのリーダー的存在
アリスター・ブラマー(ジョン) キアラの夫 
オリヴァー・フィネガン(ダニエル) 19歳男性  未熟で衝動的 グループ最年少

音楽 アベル・コジェニオウスキ
原作 A・M・シャイン (A.M. Shine『The Watchers』)
監督・脚本 イシャナ・ナイト・シャマラン

この記事へのコメント