悪は存在しない ( EVIL DOES NOT EXIST) 2023

これは、君の話になる――
ジャンル ドラマ
製作国 日本
時間 106分
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「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督が、同作の音楽を手掛けた石橋英子とのコラボ企画から
発展して撮り上げたヒューマン・ドラマ。
長野県の自然豊かな小さな町を舞台に、突然持ち上がったグランピング場開発計画を巡って
揺れる住民たちと、彼らと対立する形となってしまった会社側担当者が織りなす人間模様を綴る。
主演は当初はスタッフとして参加していた大美賀均とオーディションで選ばれた新人の西川玲。
共演に小坂竜士、渋谷采郁。
第80回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞。 (allcinema より)
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これは素敵な “不思議映画” でした♪
まぁ、ラストをどう捉えるか?で、評価も分かれるのかも…? とは思うものの…?
私的には大満足♪ 久々にじっくりと味わえる作品と出会えて嬉しい限りでした。
しかし… 頭のいい人が書く脚本は凄いな! と、いつもながら感心してしまうのですけれども・・・
説得力のある台詞一つとっても、胸のすくような思いがして、快感でした。( ´艸`)
町民を集めての施主?(グランピング場開発計画) の説明会では・・・
一見フツーに見える町民の皆さんの “ご発言” に賛同して…!? 甚く気分が高揚する私めは…!?
「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督が、同作の音楽を手掛けた石橋英子とのコラボ企画から
発展して撮り上げたヒューマン・ドラマ。
長野県の自然豊かな小さな町を舞台に、突然持ち上がったグランピング場開発計画を巡って
揺れる住民たちと、彼らと対立する形となってしまった会社側担当者が織りなす人間模様を綴る。
主演は当初はスタッフとして参加していた大美賀均とオーディションで選ばれた新人の西川玲。
共演に小坂竜士、渋谷采郁。
第80回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞。 (allcinema より)
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これは素敵な “不思議映画” でした♪
まぁ、ラストをどう捉えるか?で、評価も分かれるのかも…? とは思うものの…?
私的には大満足♪ 久々にじっくりと味わえる作品と出会えて嬉しい限りでした。
しかし… 頭のいい人が書く脚本は凄いな! と、いつもながら感心してしまうのですけれども・・・
説得力のある台詞一つとっても、胸のすくような思いがして、快感でした。( ´艸`)
町民を集めての施主?(グランピング場開発計画) の説明会では・・・
一見フツーに見える町民の皆さんの “ご発言” に賛同して…!? 甚く気分が高揚する私めは…!?
思わず、こっそりと音のない “パチパチパチ” をやってしまうのでした。(笑)
また、物語の舞台が信州と言う事で・・・
私事で誠に恐縮ですが… (^_^ゝ 親戚を訪ねて何度も走った中央道の景色がとても懐かしく…!
お~ 正面は八ヶ岳だな おぉっ 背後の富士山まで映してくれたかー!? と、終始ワクワクでした♪
(車内で会話するのは “施主” 側の上司と部下? 取り留めの無いような話も興味深く聴けました w)
・・・と、浮ついた事ばかり書いてしまいましたが…!(汗)
映画自体は “静謐” という表現が相応しい佳品でございました。
ところで、例によって official website イントロダクションより一部拝借です! 毎度の事で… (汗)
「INTRODUCTION 『ドライブ・マイ・カー』 から3年--
オープニング・クレジットは… 荘重な?音楽が流れる中…!
くすんだ空に枝を伸ばす木々… (をカメラを上向きで、ゆっくりと移動しつつ映したもの…)
余談ですが…
空を見たくて! 顔を上に向けて歩くと、足元がおぼつかなくて直ぐ下を見てしまう…?
あるいは、歩みを止めてしまったりするのが常だと思うのですが…?
オープニングを見て私めが思った事は… “棺に入れられて運ばれる” の図…!?(爆)
静かで不穏な雰囲気が、死をイメージさせたのかも…? (ラストへ繋がる伏線かも? ニヤリ)
ともかく、この辺りで既にググっと惹き込まれていましたね。(ウ^_^ソ)
閑話休題?
主人公らしき中年男性がチェーンソーで丸太を切断し、その後は斧で四分割に…。
頃合いを見て… それを ねこ車?に乗せて運び… 家の軒下に並べていく。
また、巧(大美賀均)は… 山からの水を汲み、何ケースもクルマに積んで “うどん屋” に運ぶ仕事を…!?
途中から うどん屋の主人も手伝って二人で運ぶのだが・・・ (遠方から?銃声が聞こえたりする…)
そんな中、巧はハタと思い出し…!? 幼い娘(花)を迎えに、クルマを飛ばすのだった。
「一足先に出ましたよ」と言う女先生の言葉に促されて、巧は家路を急ぐ…!?
クルマを降りた巧は、しばらく森の中を歩く…!?
次には…? 娘の “花” をおんぶしているのだが・・・
木々の名前を言い合いながら、親子のほのぼのとした時間が流れていく。
やがて二人は、山鳥が落した羽を見つけ…! 鹿の水飲み場という凍った湖に辿り着く。
或る日、巧の家に町の重鎮?やご近所さん数人が集まり、“グランピング施設建設” の説明会の話を…。
(“まぁどんなものか 一応聞いてみましょうや” という感じで話は纏まる…)
その時に巧は、“重鎮” にさりげなく山鳥の羽を贈る。(チェンバロの部品の一つとなるらしい?)
喜んだ老爺が楽しそうに話す様子を、巧の娘の “花(西川玲)” は見ていた。
また、物語の舞台が信州と言う事で・・・
私事で誠に恐縮ですが… (^_^ゝ 親戚を訪ねて何度も走った中央道の景色がとても懐かしく…!
お~ 正面は八ヶ岳だな おぉっ 背後の富士山まで映してくれたかー!? と、終始ワクワクでした♪
(車内で会話するのは “施主” 側の上司と部下? 取り留めの無いような話も興味深く聴けました w)
・・・と、浮ついた事ばかり書いてしまいましたが…!(汗)
映画自体は “静謐” という表現が相応しい佳品でございました。
ところで、例によって official website イントロダクションより一部拝借です! 毎度の事で… (汗)
「INTRODUCTION 『ドライブ・マイ・カー』 から3年--
濱口竜介(監督) × 石橋英子 (企画・音楽) の新たな試みに世界が騒然。
(前略)濱口は「従来の制作手法でまずはひとつの映画を完成させ、
そこから依頼されたライブパフォーマンス用映像を生み出す」ことを決断。
そうして石橋のライブ用サイレント映像『GIFT』と共に誕生したのが、
長編映画『悪は存在しない』である。」
そこから依頼されたライブパフォーマンス用映像を生み出す」ことを決断。
そうして石橋のライブ用サイレント映像『GIFT』と共に誕生したのが、
長編映画『悪は存在しない』である。」
オープニング・クレジットは… 荘重な?音楽が流れる中…!
くすんだ空に枝を伸ばす木々… (をカメラを上向きで、ゆっくりと移動しつつ映したもの…)
余談ですが…
空を見たくて! 顔を上に向けて歩くと、足元がおぼつかなくて直ぐ下を見てしまう…?
あるいは、歩みを止めてしまったりするのが常だと思うのですが…?
オープニングを見て私めが思った事は… “棺に入れられて運ばれる” の図…!?(爆)
静かで不穏な雰囲気が、死をイメージさせたのかも…? (ラストへ繋がる伏線かも? ニヤリ)
ともかく、この辺りで既にググっと惹き込まれていましたね。(ウ^_^ソ)
閑話休題?
主人公らしき中年男性がチェーンソーで丸太を切断し、その後は斧で四分割に…。
頃合いを見て… それを ねこ車?に乗せて運び… 家の軒下に並べていく。
また、巧(大美賀均)は… 山からの水を汲み、何ケースもクルマに積んで “うどん屋” に運ぶ仕事を…!?
途中から うどん屋の主人も手伝って二人で運ぶのだが・・・ (遠方から?銃声が聞こえたりする…)
そんな中、巧はハタと思い出し…!? 幼い娘(花)を迎えに、クルマを飛ばすのだった。
「一足先に出ましたよ」と言う女先生の言葉に促されて、巧は家路を急ぐ…!?
クルマを降りた巧は、しばらく森の中を歩く…!?
次には…? 娘の “花” をおんぶしているのだが・・・
木々の名前を言い合いながら、親子のほのぼのとした時間が流れていく。
やがて二人は、山鳥が落した羽を見つけ…! 鹿の水飲み場という凍った湖に辿り着く。
或る日、巧の家に町の重鎮?やご近所さん数人が集まり、“グランピング施設建設” の説明会の話を…。
(“まぁどんなものか 一応聞いてみましょうや” という感じで話は纏まる…)
その時に巧は、“重鎮” にさりげなく山鳥の羽を贈る。(チェンバロの部品の一つとなるらしい?)
喜んだ老爺が楽しそうに話す様子を、巧の娘の “花(西川玲)” は見ていた。
説明会の日には、町の住民が大勢詰めかけ、それぞれの立場からの忌憚のない意見が続出!?
さて・・・?
ここでも official website Story の一部を転載させて頂きますが・・・(汗)
「グランピング場を作る計画が持ち上がる。
コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだった…」
ということで、事務所の社長の命を受けた、ベテラン マネージャーの高橋(小坂竜士)と・・・
元介護士という、若いアシスタント?の黛(渋谷采郁)が、大した覚悟もなく? 乗り込んで参ります。
そこでは、上述のような展開になり…! “持ち帰って検討を” と言い残して、帰京する二人でした。
しかし “持ち帰った” 所で? “変更” は考えに無い社長とコンサルタントを前に “板挟み” 状態…!
事の本質を知り、心境の変化もあるらしき二人は、地元民を引き込む事で道も開けるのでは? と…
再び “長野県水挽町” を訪れ、巧に 「管理人になって頂くことは可能でしょうか」的な話をする・・・
コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだった…」
ということで、事務所の社長の命を受けた、ベテラン マネージャーの高橋(小坂竜士)と・・・
元介護士という、若いアシスタント?の黛(渋谷采郁)が、大した覚悟もなく? 乗り込んで参ります。
そこでは、上述のような展開になり…! “持ち帰って検討を” と言い残して、帰京する二人でした。
しかし “持ち帰った” 所で? “変更” は考えに無い社長とコンサルタントを前に “板挟み” 状態…!
事の本質を知り、心境の変化もあるらしき二人は、地元民を引き込む事で道も開けるのでは? と…
再び “長野県水挽町” を訪れ、巧に 「管理人になって頂くことは可能でしょうか」的な話をする・・・
二度目の さて・・・?
朴訥な巧でしたが、二人を “うどん屋” へ誘ったり致します。
その後も、生活圏を案内し…? 水汲み体験をさせてみたり…!?
そうこうしているうちに、娘のお迎えの時刻が過ぎている事に気付いた巧は慌てて駆け付けるも…!
“出た後” ということで… いつも?娘の花と歩く道を、三人で辿るワケですが・・・
その道すがらアシスタントの薫が手に怪我を…!?
巧は、二人を自宅へ連れ帰り、応急手当を施しますが・・・
その頃には、町内放送で “花ちゃん行方不明” のアナウンスが繰り返されていました。
薫一人を残し…! 巧と… 後を追った高橋は、暗くなりかけた森の中を必死で探し続ける・・・
三度目の さて・・・? (;^_^A
問題の?ラストシーンですが・・・
鹿の親子? しかも手負いの…?
それを見つめる “花”
そして、巧と高橋・・・
紆余曲折を経まして… (得意技の省略ですが、お許しください… (汗))
巧は “花” を抱き上げて森の中を歩く。 (お姫様抱っこ… で終わります)
“静謐” と書きましたが・・・
アキ・カウリスマキ的不思議な可笑しみのあるシーンも見受けられたように思われます…!? ( ´艸`)
(煙草と火にまつわるシーンとか…?w)
終盤に来て、急に難解になってしまうものの…? 終始 楽しめた事は間違いございませぬ。
これだけネタバレした後に言うのもナンですが、是非観て頂きたい作品と思います。
監督・脚本・編集・企画 濱口竜介
“静謐” と書きましたが・・・
アキ・カウリスマキ的不思議な可笑しみのあるシーンも見受けられたように思われます…!? ( ´艸`)
(煙草と火にまつわるシーンとか…?w)
終盤に来て、急に難解になってしまうものの…? 終始 楽しめた事は間違いございませぬ。
これだけネタバレした後に言うのもナンですが、是非観て頂きたい作品と思います。
大美賀均(巧) 便利屋
西川玲(花) 巧の娘
小坂竜士(高橋) “芸能事務所” のベテラン社員
渋谷采郁(黛) “芸能事務所” に転職
監督・脚本・編集・企画 濱口竜介
この記事へのコメント
流石に棺桶気分に陥るLaby様ほどの感性はありませんが^^;
とにかく、人間の自然な描写や何気ない言葉の重みが凄い!
そして観る者に問う衝撃のラスト...稀有なレベルの邦画でした
(≧m≦)ぷっ 私めは時々深読みし過ぎの傾向があるかも…! ですね w
それにしても…!
無名の俳優さんだけでも?これだけ魅力的になるのは凄いと思いました!
アクション好きな方には不評かも…? ですけれど… w